マーメイドライン
- 作者: 金田一蓮十郎
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/02/18
- メディア: コミック
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作画★★☆☆☆
百合度★★★??
これが百合姫コミックスとは驚きですね。
表題作にあたると思われる「めぐみとあおい(4話)」はアンデルセンの「人魚姫」を同性愛の話にみたてて描いてます(そういえばアニメ[うみものがたり]のエンディングで人魚姫をウリンとマリンが見てたけどあれって深い意味あったのかな?)。同性愛は相手に気持ちを伝えてしまったらおしまいで側にいるには友だちでいなくちゃいけない、それも幸せな選択のひとつなんだという話ですがこれはまだ良いとして、問題は他のです。
「あゆみとあいか(2話)」はなんと性同一性障害でさらにレズビアンという男!の話。百合姫でトランス系とはびっくりですね。そして「ゆかりとまゆこ」では双方に男が最後までいて、手を繋いで歩いたドキドキを懐かしく思えたらそれでいいじゃないかというある種最悪のエンド。全体的に百合というより同性愛や両性愛、性について大真面目(?)に取り組んだ漫画のようです。少なくとも私の考える百合とはまったく違うものですね。